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被リンクとは?SEOに効果的な被リンクについて解説!

  • 更新日:2025.06.02
  • 公開日:2025.06.02

被リンクは、SEO評価を高めるための欠かせない要素です。どれだけ質の高いコンテンツを提供していても、被リンクが少ないと検索結果での上位表示は困難になります。一方、効果的な被リンクを増やすことができれば、SEO効果を大幅に向上させることが可能です。

本記事では、「被リンクの基本」「SEOに対する効果」「有効な被リンク獲得方法」について解説します。「被リンクとは何か?」や「効果的な被リンクを獲得するにはどうすればいいのか?」といった疑問を解消し、SEOの外部対策で成果を上げるための方法を紹介します。SEO戦略の一環としてお役に立てればと考えております。

《本記事はこんな方におすすめです》

・被リンクを知りたい方
・SEOの外部対策をしたい方
・有効な被リンク獲得方法を知りたい方

被リンクとは?

被リンクとは、外部サイトから自社サイトに貼られているリンクのことをいいます。Googleは、「被リンクが多いページ=信頼できるページ」と判断しており、SEOにおいて重要な指標となっています。

外部リンクとの違い

被リンクとは、外部リンクの一種で、運営しているサイトと他のサイトをつなぐリンクのことを指します。また、外部リンクには、「被リンク(バックリンク)」と「発リンク(アウトバウンドリンク)」の2種類があります。

これらは「リンクの向き」に違いがあります。他のサイトから自分のサイトに向けられたリンクが「被リンク」、反対に自分のサイトから他のサイトへ向けて貼ったリンクが「発リンク」と言います。

DR(ドメインレーティング)とは?

「ahrefs」というSEOツールが提供する「Domain Rating(DR)」というドメインパワーを示す指標があります。DRは0から100までの範囲で評価され、数値が高いほどドメインパワーが高いことを示します。あくまで第三者ツールにはなりますが、数値を参考にすることで今後の被リンク施策の優先度や重要度を把握することができます。基本的には、他社よりDRが高いことが望まれます。

SEOで被リンクが評価される理由

SEOにおいて、被リンクは非常に有効です。多くの被リンクを獲得すると、Googleはそのサイトを信頼性や権威性が高いと判断します。

例えば、論文を書くときに他の文献を参考文献として引用したことはありませんか?多くの論文で引用されている文献は、信頼性の高い情報源だと考えられると思います。同様に、多くのサイトから被リンクされているサイトは、有益で価値のある情報を提供しているとGoogleは判断します。

被リンクは量だけでなく質が重要

被リンクはSEOにおいて非常に重要ですが、すべてのリンクが同じ評価を受けるわけではありません。SEOで高い評価を得るためには、質の高いリンクを獲得することが肝心です。なお、質の高い被リンクとは、「関連性の高いサイト」や「権威性のあるサイト」からの自然なリンクを指します。例えば、政府機関、行政機関、大学などのサイトは、客観的に権威性が高いと判断されます。

リンクの貼られ方

被リンクは、「貼られ方」も重要です。特に外部リンクが複数存在するサイトの場合は、目に留まりやすい場所にリンクが貼られている方が評価が高くなります。また、リンクが付いているテキスト(アンカーテキスト)には、適切なキーワードが含まれていることが望ましいです。例えば、「詳しくはこちら」よりも具体的な内容が入っている方が評価は高くなります。

被リンク獲得の注意点

SEOにおいて、被リンクの獲得は重要な戦略の一つです。しかし、ただ闇雲に被リンクを増やせば良いというわけではなく、質と取得方法には細心の注意が必要です。

不自然な被リンクは悪影響

不自然な被リンク、例えばリンクファームや購入したリンク、過度に最適化されたアンカーテキストを持つリンクなどは、検索エンジンからペナルティを受けるリスクがあります。これらの手法は短期的には効果があるように見えるかもしれませんが、長期的にはサイトの評価を下げ、検索順位の低下やインデックスからの削除といった深刻な結果を招く可能性があります。

nofollowタグがついていると効果がない

「nofollow」タグが付いているリンクは、検索エンジンのクローラーに対してそのリンクを辿らないように指示しているため、効果がありません。そのため、被リンクを獲得する際には、リンク元のサイトが「nofollow」を使用していないかを確認することが重要です。

被リンクの獲得方法

SEOに効果的な被リンクの獲得方法について紹介します。主な方法として、「協賛リンク」「取引先からのリンク」「監修リンク」「寄稿リンク」「自然リンク」「営業リンク」が挙げられます。

①協賛リンク

協賛リンクとは、イベントやキャンペーン、または団体などをスポンサーとして支援することによって、公式ウェブサイトや関連媒体からリンクを得る手法です。協賛活動に参加することで、たとえば行政サイトの賛同企業一覧ページに自社サイトへのリンクを掲載してもらえる場合があります。行政サイトは信頼性が高いため、そのリンクは自社サイトにも良い影響をもたらす可能性が高いと考えられます。

②取引先からのリンク

取引先やパートナー企業との関係を活用して、相互にウェブサイトでリンクを設置する方法です。信頼関係のある企業間でのリンク交換は、ユーザーにも有益な情報提供となり得ます。ただし、過度な相互リンクは検索エンジンから不自然と判断される可能性があるため、適切な範囲で行うことが大切です。

③監修リンク

専門知識や経験を活かして、他社のコンテンツや記事の監修を行い、その見返りとしてリンクを設置してもらう方法です。監修者としての信頼性が高まるだけでなく、高品質なコンテンツへの関与により、自社の専門性をアピールする機会にもなります。

④寄稿リンク

業界関連のウェブサイトやブログに記事を寄稿し、その中で自社サイトへのリンクを設置する方法です。寄稿先の媒体が信頼性や人気を持っている場合、被リンク効果だけでなく、新たな読者層へのリーチも期待できます。寄稿内容は寄稿先の読者に価値を提供するものとし、自社の宣伝ばかりにならないよう注意が必要です。

⑤自然リンク

最も理想的な被リンク獲得方法は、他者から自然にリンクされることです。高品質で有益なコンテンツを提供することで、ユーザーや他のウェブサイト運営者が自発的にリンクを設置してくれます。時間はかかりますが、検索エンジンからの評価も高く、長期的なSEO効果が期待できます。特に、オリジナル画像や一次情報、調査結果などは独自性が高く、他サイトに引用してもらいやすくなります。

⑥営業リンク

自社のコンテンツやサービスに関連するウェブサイト(企業)に対して直接連絡を取り、リンク設置を依頼する方法です。効果的な営業リンクの獲得には、相手にとっても価値のある提案を行うことが重要です。無差別な営業はスパムと受け取られる可能性があるため、ターゲットの選定とコミュニケーションには細心の注意を払う必要があります。

被リンクを調べる方法

競合サイトの被リンクを調べる場合は、「Ahrefs(エイチレフス)」がおすすめです。エイチレフスを使うことで、「被リンク元(参照元)」だけでなく、そのサイトの「DR(ドメインの強さ)」「リンクタイプ(被リンクとして有効か)」を確認することができます。自社サイトだけでなく、競合サイトを細かく分析したい場合は、Ahrefsを活用することで現状を確認することができます。

被リンクに関するよくある質問

Q. 被リンクはどのくらい集めたら良いですか?

A. 被リンクの数に明確な基準はありません。ただし、目安としては競合サイトよりも多いことが望ましいです。また単に数を増やすのではなく、被リンクの質(関連性や権威性)を意識することが非常に大切です。

Q. 被リンクによってはマイナスの影響を受けますか?

A. 基本的には、被リンクによるマイナスの影響はありません。理由として、仮に悪質な被リンクがマイナス評価につながる場合、競合サイトに意図的にスパムリンクを貼り、評価を下げるといった不正行為が可能になってしまうからです。なお、一定数の悪質または不自然な被リンクがある場合はペナルティを受ける場合があります。万が一、他社からの攻撃を受けていると感じた場合は、悪質な被リンク(スパムリンク)を制御・対応することは可能なのでお気軽にご相談ください。

  • 《この記事の執筆》
    白井 俊久
  • 白井 俊久

    株式会社WeBridge
    代表取締役

  • 《この記事の執筆》
    川島 亮太
  • 川島 亮太

    株式会社WeBridge
    WEBマーケティング事業部
    SEOコンサルタント・マーケター

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