LINE公式アカウントの活用方法とは?便利な機能を紹介!
更新日:2025.10.30
公開日:2025.10.30
LINEは日本国内で圧倒的なシェア率を誇るメッセージアプリです。今では世代を問わず生活インフラの一部となり、日常のあらゆる場面で利用されています。単なるメッセージのやり取りだけでなく、通話やニュース配信、スタンプやギフトなど、多彩なサービスが統合されているのが特徴です。
またビジネスの場面では、LINE公式アカウントが”SNS版メルマガ“として注目を集めています。従来のメルマガよりも高い開封率が期待でき、新規顧客の獲得だけでなく、既存顧客のリピートを促進する上でも効果的です。お得なキャンペーン情報や限定クーポン、予約リマインドなどをユーザーに届けられるため、顧客との関係を築くことができます。
本記事では、「LINE公式アカウントの便利機能」と「LINE公式アカウントの活用方法」について解説します。
株式会社WeBridge 代表取締役
白井 俊久
大学卒業後は、アパレル/飲食/施設運営管理/アミューズメント/警備業/WEBマーケティング等々と多岐にわたり経験。
2024年9月に独立し、株式会社WeBridgeを設立。
現在は、最新のMEO/SEO/LLMO/SNS/広告運用ツールを駆使し、効果的なオンラインプロモーションを実施。
LINE公式アカウントとは?
LINE公式アカウントとは、企業や店舗が「ビジネス用のLINEアカウント」を作成し、友だち追加したユーザーに情報発信や直接的なコミュニケーションを行うためのサービスです。
主な機能として、メッセージ配信やクーポン・ショップカード配布、リッチメニュー設定などがあります。用途に応じて上手く活用することで集客や販促、顧客との関係構築を目的としたビジネス活動が可能になります。
LINE公式アカウントは誰でも無料で開設できます。
料金プラン
LINE公式アカウントは無料で開設できますが、プランによってメッセージ配信の上限数が異なります。

友だちの数が多い場合や頻繁にメッセージを配信する場合は、ライトプランまたはスタンダードプランへの加入が必要ですが、開設のタイミングでは無料でも十分に活用できます。
LINE公式アカウントを利用するメリット
日本人の約8割をカバーできる
LINEヤフー株式会社調べによると、LINEアプリの国内月間アクティブユーザー(MAU)は、
9,900万人以上となっています。(2025年6月末時点)
メルマガよりも開封率や即時性が高い
公式LINEアカウントは、メッセージを一斉送信するとブロックされていなければ、ほぼ100%の友だちに届きます。また、メッセージ到達後のユーザー反応の速さは、メールマガジンの10倍以上と言われています。
“LINE公式アカウントから届いたメッセージを開封するまでの時間を集計すると、約2割のユーザーがメッセージを受け取ってすぐに開封し、約5割のユーザーが3~6時間以内、さらに約8割のユーザーがその日のうちに開封すると回答しました。”(LINEヤフー株式会社調べ)
また、メールマガジンの開封率は10〜20%程度になることが多いですが、LINE公式アカウントの平均開封率は55%と言われており、最大6倍の開封率になることもあります。
友だち登録の心理的ハードルが低い
LINE公式アカウントの友だち登録はQRコードやリンクタップだけでできるため、メールアドレスに比べて登録率が高いのが特徴です。
LINE公式アカウントの種類
LINE公式アカウントには、「認証済アカウント」と「未認証アカウント」という2つの種類があります。LINE公式アカウントを開設したタイミングでは、すべて「未認証アカウント」です。その後、審査に申し込みをして通過したアカウントが「認証済アカウント」になります。
認証済アカウント:審査を通過したアカウント
未認証アカウント:審査を通過していないアカウント
認証済アカウントと未認証アカウントでは、利用できる機能に差があります。
・青色のバッジがつき、検索結果に表示される
・店舗用ポスターの種類が選択できる
・友だち追加広告が利用できる
・請求書決済が利用できる
LINE公式アカウントの便利な機能
メッセージ配信方法
一斉配信
一斉配信は、登録している友だち全員に対して、同じ内容のメッセージを一度に送れる機能です。管理画面の「メッセージ配信」からテキスト・画像・動画・リッチメッセージなどを選んで作成します。配信日時を予約できるため、告知タイミングを計画的にコントロールすることが可能です。なお、配信頻度が多すぎるとブロックにつながるため、ユーザーにとって有益な情報を適切な頻度で届けることが大切です。

絞り込み配信(セグメント配信)
絞り込み配信(セグメント配信)は、登録している友だちを条件で絞ってメッセージを送れる機能です。全員に同じ情報を一斉配信するのではなく、関心や属性に合わせて届けることで、開封率やクリック率を高めやすくなります。
通常機能で絞れる条件は「性別・年齢・居住地域・友だち追加からの経過日数・OS」があります。「クリック有無や返信有無」を条件とする場合はLステップを導入する必要があります。

ステップ配信
ステップ配信は、「友だち追加からの経過日数」に応じて、あらかじめ設定した順番で自動的にメッセージを送れる機能です。全員に同じ流れで配信されます。

シナリオ配信 ※Lステップ導入必須
シナリオ配信はユーザー行動や属性に応じた条件分岐ができる
シナリオ配信とは、あらかじめ設定したシナリオに沿って、自動的にメッセージを段階的に送れる機能です。ユーザーが特定のアクションをしたタイミングを起点に、条件分岐を取り入れてメッセージを送ることができます。

メッセージタイプ
あいさつメッセージ
あいさつメッセージは、ユーザーが友だち追加した直後に自動送信されるメッセージです。最大で5つの要素を設定することができます。従量課金による通数対象外となるため、無料で配信できます。
応答メッセージ
応答メッセージは、ユーザーが送信したキーワードに反応して、自動で設定したメッセージを返す仕組みです。FAQや予約受付などに便利です。
リッチメッセージ
リッチメッセージは、正方形の大きな画像(1040px × 1040px)を使用し、タップすると指定のリンク先ページに遷移する形式です。キャンペーンページや予約フォームへの誘導に効果的です。
カードタイプメッセージ
カードタイプメッセージは、横長のカード(666px × 600px)を最大9枚まで並べ、左右にスワイプして閲覧できる形式です。商品やメニューを複数見せたい時に適しています。
その他の便利機能
チャット機能
LINEチャットは、LINE公式アカウントの友だちになっているユーザー一人ひとりとコミュニケーションが取れる機能です。お問い合わせ対応に活用できます。
リッチメニュー
リッチメニュー(2500px × 1686px)は、LINEトーク画面の下部に大きく表示されるメニューで、最大6つのボタンを設置可能です。メニューから予約ページや公式サイト、クーポンページなどに直接誘導できます。
クーポン
クーポンは、店舗独自の割引や特典を画像(640px × 640px)付きで発行できる機能です。友だち限定のお得な情報としてクーポンを配信することで来店を促すことができます。
ショップカード(特典チケット)
ショップカードは、来店や商品購入の特典を付与できる無料のポイントカードです。ゴールまでのポイント数とポイント到達時の特典を設定できます。
リサーチ
リサーチは、アンケートを簡単に作成・集計できる機能です。回答者にはクーポンをお礼として配布できるため、顧客の声を集めながら再来店につなげられます。
LINE Tag
タグは、友だち一人ひとりに「属性」や「特徴」を付与して管理できる機能です。顧客管理のラベルのようなもので、友だちを分類してセグメント配信や分析に活用できます。無料範囲で最大5個、チャットProオプションで最大300個まで作成できます。
手動付与
管理画面から特定のユーザーを選び、「タグを追加」で自由に設定できます。
条件による自動付与(シナリオ・応答メッセージ経由)
キーワード応答や特定のアクションに紐づけて、自動でタグをつけられます。
※LINE公式アカウントの標準機能では「タグの自動付与」は不可で、あくまで手動管理が基本です。「自動付与」を活用する場合は、API連携か外部ツール導入が必要になります。
プロフィール
プロフィールは、友だち追加時に表示される画面で、Webサイトのトップページのような役割を担います。紹介文、営業時間、住所、電話、Webサイト、予約、支払い方法、設備、住所、地図などの企業・店舗の基本情報が掲載可能です。
2025年10月24日、LINEヤフーは「LINE」で提供している公式アカウント機能を刷新し、「ビジネスプロフィール」として、住所や営業時間、WebサイトのURLといった基本情報を画面上部に表示することが可能になりました。
LINE公式アカウントの活用方法
LINE公式アカウントを開設したら、各種設定を行い運用体制を整えることが大切です。単なる基本情報の設定だけではなく、バナー画像など魅力的なクリエイティブ素材を設定することが重要になります。
また、運用体制が整ったら、友だちを増やす活動を行います。たとえば、店頭にポスターやPOPを設置したり、SNSやホームページでお知らせをしたりします。お客さんにとってメリットがある形でご案内することで、登録率が高まります。
LINE公式アカウントの注意点
ブロックされることがある
LINE公式アカウントは、手軽に友だち追加してもらいやすい反面、配信頻度や配信内容によってはブロックされやすいというデメリットがあります。ブロックされてしまうと、メッセージを一切届けられなくなってしまうので注意が必要です。
一般的に、メッセージの配信頻度が高すぎたり、メリットが感じられない内容ばかり配信ししていると、ブロックされやすい傾向があります。
友だち追加広告とは?
LINEの「友だち追加広告」とは、LINE公式アカウントの友だちを増やすために、LINEアプリ内に広告を掲載する機能です。ユーザーが広告にある「友だち追加」ボタンをタップすると、公式アカウントが友だちに追加され、企業は費用を支払う仕組みです。広告は、トークリスト、LINE NEWS、LINE VOOMなど、さまざまな場所に表示されます。
友だち追加広告は1万円から出稿が可能です。なお、友だち追加の入札価格は、自動入札の場合は75円〜、手動入札の場合は50円〜、インプレッションごとに課金(CPM)の場合は200円〜です。
LINE運用代行ならL-SUPPORT(エルサポ)
L-SUPPORT(エルサポ)は、アカウント開設から設定・運用までを一貫してサポートするサービスです。初めての方でも安心して始められるように、開設時の初期設定やプロフィール作成、配信設計などを伴走します。
運用段階では、多彩な機能や拡張ツールを活用し、利用者一人ひとりの属性や行動に合わせた最適なメッセージ配信を実現します。目的とする成果を最大化するために、手厚いサポート体制と柔軟な提案力で長期的な運用を後押しします。
WEB集客なら株式会社WeBridge
株式会社WeBridgeは、東京・大阪・福岡・北海道を拠点に、MEO対策やSEO対策、リスティング広告、SNS運用など、Webマーケティングを中心とした集客支援を提供しております。集客やブランデインングにお悩みがございましたら、まずは無料オンライン相談をご利用ください。全国・規模・業種を問わず、ご支援が可能です。貴社に合わせた最適な改善策をご提案いたします。
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